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ドライアイスの必要量を決める「安全率」

保冷輸送においてドライアイスの必要量を算出する際、当社が提供している計算ツールでは、
保冷容器の熱還流率・輸送時間・内外温度差 をもとに理論値を求めています。

しかし、ドライアイスは周囲の熱により常に昇華し続けるため、
理論値どおりの量では輸送条件によって不足する可能性があります。
そのため、実際の現場では安全率を加味したドライアイス投入量の計算が不可欠です。

以下では、代表的な輸送条件に応じた安全率の目安をご紹介します。

輸送時間による安全率の目安

短時間輸送(数時間〜半日・開閉なし)

安全率:1.2〜1.4倍

長時間輸送(24時間以上・途中扉の開閉あり)

安全率:1.5〜2.0倍

環境・容器性能による補正

夏場・高温環境

外気温が高い季節は、ドライアイスの昇華が早くなるため、
通常の安全率に加え20%~50%の増量をご検討ください。

断熱性能の高い容器

熱侵入が大幅に抑えられるため、安全率は 1.1〜1.2倍 程度に抑えられる場合があります。

厳しい温度帯(−70℃帯など)

超低温維持が求められる場合は、温度上昇の許容幅が極めて小さいため、
安全率 1.8〜2.0倍 が目安となります。

計算ツールで算出される理論値(例:2.35kg)に対し、

輸送条件に応じて安全率を上乗せして最終的な必要量を決定します。

まとめ

当社の計算ツールで算出される理論値に、安全率を適切に加えることで、
より確実で安全な保冷輸送が可能になります。
輸送条件に応じた調整と、実際の運用での確認を組み合わせることで、
お客様の輸送品質をさらに高めることができます。

R・K

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